三浦市消防本部庁舎
CONCEPT
三浦市と横須賀市の消防広域化に伴い、三浦消防署の移転及び統合を目的とした施設の計画を行った。敷地は三浦市において最も高い場所に位置する旧三崎高校跡地に計画したことから、三浦市のランドマークとしての役割も担う建物となるよう計画した。交差点側の外観はガラスカーテンウォールにて円形状デザインとし、周囲への圧迫感を軽減させる試みを行った。また、円形上部には出動や警報などを周囲に知らせることができるデジタルサイネージを設けている。一方で車両の出動計画に関しては、三崎口・三浦海岸側の両方向に出動可能な車庫を設け、二面接道により迅速な出場が可能となるような車庫配置を計画した。北側には訓練塔を整備し、消防隊員の多様な訓練に対応出来るよう、機能面でもハイレベルな消防署となることを目指して計画を行った。
竣工年 | 2017年 |
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構造・階数 | RC造4階建て |
計画地 | 神奈川県 三浦市 |